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内部検査には、以下の検査項目が含まれる。 
「切り傷・彫り傷」、「内部腐食」、「バルブ取付部以外の割れ」、「バルブ取り付けねじ部等の割れ」 
 
内部検査-1 「切り傷・彫り傷」の検査 
切り傷又は彫り傷の深さが、当該切り傷又は彫り傷部タンク軸方向近傍の健全肉厚の1/8又はO.4mmのいずれか小さい方の値以下であるとみなされるものを合格とする。 
 
 
内部検査-2 「内部腐食」の検査 
内部腐食はその形状によって「局部腐食」「鎖状(線状)腐食」「全面腐食」に区分けして合否の判定を行う。 
- 「局部腐食」
  
腐食の深さが、当該腐食部タンク軸方向近傍の健全部肉厚の1/4又はO.5mmのいずれか小さい方の値以下であるとみなされるものを合格とする。 
 
- 「鎖状(線状)腐食」
  
腐食は、腐食の長さがタンクの周長さの1/4以下であるとみなされるものであって、かつ、腐食の深さが当該腐食部タンク軸方向近傍の健全部肉厚の1/4又はO.4mmのいずれか小さい方の値以下であるとみなされるものを合格とする。ここで、腐食の長さがタンクの周長さの1/4を超えるとみなされるものにあっては不合格とする。 
 
- 「全面腐食」
  
腐食の深さが、当該腐食部タンク軸方向近傍の健全部肉厚の1/8又はO.4mm以下であるとみなされるものを合格とする。
 
 
内部検査-3 「内部の割れ等」の検査 
タンクは、次の1.及び2.に定めるところに従ってタンクの内面について、目視検査を行い、これに合格すること。
- タンクの内面(次の2.を除く)に使用上支障のある割れ、すじ等がないものであること。
 - タンクの底部に割れその他有害な傷のないものであること。ただし、タンクの製造方法がマンネスマン式にあってはタンクの底部の中心部から、胴部の外径の1/2の円周外に割れその他有害な傷のないものであること。
  
※現在製造されているスチールタンクはほとんどがマンネスマン式で製造されており、 
 アルミタンクはほとんどがエルハルト式で製造されている。 
 
 
内部検査-4 「バルブ取り付けねじ部及びその下部の割れ」 
- バルブ取付ねじ部等は、次の2.から4.までに定めるところに従って目視検査を行い、これに合格すること。
 - Oリングの当たり面に有害な傷のないものを合格とする。
 - アルミニウム合金製タンクのねじ部及びねじ部近傍部は、タンク軸方向の割れ等有害な傷又は異常がないものを合格とする。
 - ねじは、製造時のねじ山数に対する有効ねじ山数の割合が80%を超えるものを合格とする。
  
赤文字は法令で定められている検査項目です
 
 
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